東京の大学で暮らす友人を訪ねて

突然のお誘いに驚きつつも

地方の大学に通っていた頃の話です。華やかな東京で学生生活を過ごしていた友人から、「遊びに来ない?」と手紙をもらいました。とても驚きましたが、どんな生活を送っているのか気になり、好意に甘えることにしました。

友人は北区で暮らしていました。驚いたのは、路上を走る電車。電車と自動車が並走する光景を見たことがありませんでしたから。おしゃべりをするのが目的だったのか、着いた日にどこかを観光した記憶はありません。友人が作ってくれたカレーライスにコクがあって美味しかったこと、夜は二人で銭湯に行ったことが、今でも鮮やかに思い出されます。

驚かされた神田の古書店街

友人は幼い頃から読書家でした。そんな友人が案内してくれたのは、神田の古本街でした。噂は聞いていましたが、大小さまざまな古書店が建ち並ぶ光景には驚かされました。しかも、オーソドックな文学作品ばかりではありません。江戸の古文書、外国語の絵本。店主の心意気が感じられるような専門書の古書店には、心から感動しました。

その時は、東京は知識人が多いのだろうと思いましたが、後になって、全国からたくさんの読書家が神田の古書店を利用していることが分かりました。大きなスーツケースを持って上京するのでしょうか。神田を教えてくれた友人には今でも感謝しています。

冬になったら葛巻に行くならタビマスターズでいつもより楽しい時を過ごそう。